2003-01-13 [長年日記]

[]『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(橘玲,幻冬社)

立ち読みで済まそうと思っていた『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』。10ページ程度読んだところで買ってしまいました。そんで一気に読み終えてしまった。

もともと一昨年の4月に御多分に漏れず『金持ち父さん貧乏父さん』を読んで感化されたクチですが、そのときは結局アメリカの税法上の穴をついた土地転がしじゃんって思ったものです。かといって日本の税制と土地神話崩壊では全く役に立たないと落胆したわけでもなくシリーズ4冊もちゃっかり読んでしまったのです。サラリーマンは搾取される存在であることを認識できただけでも収穫だったし。

コレは節税・脱税まで具体的な方法や数値も書かれていて非常に実戦的。いざとなったら役に立つかも。ただ入り口は

サラリーマンとは、自らのプライバシーすらも放棄し、日本国のためにひたすら税金を納める哀しい存在なのです。

[お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方より引用]

の通り、会社を作って経費を利用するパターン。結局それしかないのよね。それはわかってるんだけどさぁ…。

既得権の構造もあからさまに書いてあるし、幻冬社勇気あるな。

『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』
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