第二次世界大戦中のベオグラードが舞台。と思ったら戦後から90年代のユーゴ紛争まで一気にもっていった。
ブラスバンドが奏でる音楽が最高にカッコイイ!これでまず一票。
見る前にユーゴ史の勉強が必須。おかしくも人間の生と富への執着を描くわけだけど、セルビア人とクロアチア人の関係、ドイツのユーゴへの干渉なんか知っておくとより楽しめる。
これまた鳥肌モノだった。キャストがハマってる感じ。すごい。差別と暴力に真正面から向き合ってるのに道徳映画に成り下がっていない。過去と現在の展開が絶妙だ。デブのポジションも何気にいいぞ。★★★★★
21世紀は紛争の時代だね。中国とチベット、台湾。アメリカでは人種間。そういう意味ではユーゴは最先端を駆け抜けてしまった。