2004-09-21 [長年日記]

[]『峠(上・中・下)』(司馬遼太郎,新潮文庫)

読了。小藩である越後長岡藩の藩士、河井継之助の生涯。

実際に行動してみろと。自分で見て自分でやってみる。そう、その通りです。32才にして諸国万遊に出るなんてのも勇気を与えられるね。死に直面してなお「汽船に乗って世界をまわれ」と諭すなんていいじゃないですか。

福沢諭吉との対面。ココよかったね。お互いの考えを汲み取ろうとするところ。

司馬遼太郎が書く「動かざるを得ない状況」は、いつも涙モノだ。『峠(上)』

[]司馬遼太郎を読んで

古本屋で『竜馬がゆく』をたまたま手にとって以来、『坂の上の雲』『燃えよ剣』『峠』と司馬遼太郎モノをいもづる式に読んでみた。どれも濃かった。すげー充実した期間だった。

こういうのは、学生のころ読んだ人が多いと思う。でも、いまさらなんて思わず、今が旬だと思ったらやってみればいいだけ。早いか遅いかなんてのは後まわしだ。旬のものを体に摂りこむのは人間として理にかなった行動なんだろう。

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