■ [本]『国家の品格』(藤原正彦,新潮新書)
多少の偏りは感じつつも概ね同意できることばかり。違和感がないばかりか、快感さえ覚えてしまうのは自分がそういうしつけを受けてきたからかもしれない。
「あらゆる理系の学問において、美的情緒こそ最も重要」、「美の存在しない土地に天才は生まれない」は的をえている。でもここら辺を感覚的に理解できない人には、端々を捉えられて批判されてしまうのかも。
筆者に極度にアグリーしてしまう自分は、対立構造の上に業務が成立し、しょうもない口げんかを是とする仕事には向かないんでしょう。