2006-03-24 [長年日記]

『月と六ペンス』(モーム,行方昭夫訳,岩波文庫)

新聞の書評で気になったので。一気に読み終えてしまった。

「人間」のあぶりだし方がうまいなぁと。俺、ペットとか人間以外の動物ってホント興味ないかわりに、人間に関心があるのよね。技術に対しての関心は薄れるけど、それを扱う人間に対しては興味津々だし、石の遺跡なんかどうでもよく感じるけど、そこで生活した人間は深く知りたくなる。そんな俺を刺激する作品でした。ゴーギャンがモデル。

モームとかって、学生のころに読んでいる人が多いのかなぁ。俺なんか、学生のころだけでなく社会人になってからも本なんて読んでなかったから、なんとなく出遅れ感があるんだよね。その分いまは、何にでも触れたいわけだけど。『月と六ペンス』

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# ゆうこ (2006-03-29 20:10)

最近、フィツジェラルドとヘミングウェイにはまってます。
フィツジェラルドは日本語訳されたものが絶版になっているものも
数作品あるので、原書で読んでます。フィツジェラルドはいいよ。
村上春樹と作風が似てる。失われた過去、損なわれた何か
に囚われて生きている男の人生がよく描かれてる。

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