2006-07-13 [長年日記]

『フラット化する世界(上・下)』(トーマス・フリードマン,日本経済新聞社)

フラット化により中心は企業から個人へ移るので、個人のイマジネーションを発揮しつつ新しいミドルクラスの仕事に適応する、ということかな。上下巻あるけど刺激されることも特になく、今の自分の路線でいいんだと再確認できる程度。それができただけでも有益なのかもしれないけど。目次を見て気になったところだけ読めばいい。

日本人としては、冗長と感じる箇所も多い。例えば、メキシコは地理的にアメリカに近いから取り上げられたり、英語を話せる人が多いという理由でインドが多く取り上げられてたり。フラット化の暗部として9.11に言及する箇所が多いのも何かアメリカンな感じ。あと何でアメリカ人は、妻や娘のことから入るんだろうね。友人と食事をしてあーだこーだとかさ。『フラット化する世界(上)』『フラット化する世界(下)』

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