5日目の午後、出題テーマと質問はこんな感じだった。
すべてBといわれればそんなもんだろうし、落ちたのならどれか2つがCだったのかなぁと思えてしまうデキ。ぶっつけ本番だけど、そもそもCがつくのはどういうときなのかわからん。「質問は以上で終わりです」といわれたら最後まで行ったってことなのか、それとも最後まで行ってなくても時間が来たらこういわれるのか。
条文の文言について結構きびしくチェックされた印象を受けた。ただ、こちらの応答が適切でなかったからかもしれない。たとえば、商標の最後なんてこんな感じ。
主査:補正却下の決定に対する審判を請求した場合、決定の謄本の送達があった日から30日以内に、審査官は拒絶理由通知をできますか。
私:審査をすることができないので、拒絶理由通知はできないと思います。
主査:できない?
私:はい。
主査:拒絶理由通知はできないと条文に書いてありますか。
私:審査することはできないと書いてあります。
主査:することはできない?裁量ですか?
私:いいえ、強行です。
主査:条文通りに答えてください。審査を…?
私:(沈黙)法令集を見てもよろしいでしょうか。
主査:見たらわかってしまうんですよね。
私:(沈黙)
副査:見てもいいよ(怒)
私:(調べるのに手間取る)
副査:何条見てんだ(怒)
私:45条を…。
副査:見てるとこ違うよ(怒)
私:(16条の2を見て)審査を…。
主査:閉じてから答えてください。
私:審査を…、中止しなければならない、と書かれています。
主査:そうですね。では、拒絶理由通知はできますか。
私:はい。
てな具合。どの科目も、助け舟はたくさん出された気もするが。。。Cが2個ってことはないと思うんだけどな。
>副査:何条見てんだ(怒)<br>>副査:見てるとこ違うよ(怒)<br><br>本当に、このような態度だったのですか。<br>受験生に対して失礼ですよね。<br>試験官が敬語も使えないのですかね。
かなりあせりました。最後は実務とはかけ離れていると思いつつ、審査を中止しなければならないので拒絶理由通知はできませんが、30日以内に審決が確定した場合には審査を再開できるので拒絶理由通知はできます、と答えてしまいました。
弁理士であるまえに人間です。<br>人と人が向き合っている以上、<br>たとえ相手が年下であろうと<br>試験官と受験生であろうと<br>一定の礼節があるべきは、当然<br>のことと思います。