自分が披露宴をしたホテルや見学したホテルが、撮影に使われていて驚いた。三谷幸喜が撮ろうとした舞台と、自分たちが選んだ空間が同じでうれしい。
映画自体は、とても楽しめるものだった。群像劇なのに思いのほか人物関係がわかりやすい。もちろん笑いは随所に織り込まれていて、それは単純に画で笑えるものから、凝った台詞によるものまで。設定が破滅していないのは、真面目な副支配人(役所広司)がいちおうの中心に置かれているからか。それでも何かしら一癖ある連中ばかりで、ありえないドタバタはもう単におかしい。★★★★☆
それにしても、この豪華キャストはどうだろう。チョイ役でも主役級ばかり。よほど業界では、三谷幸喜の映画に出ることはステータスがなんだろうか。
見る前は設定が大晦日ということも、横浜のホテルが撮影に使われたことも知らなかった。すごくタイムリー。