2007-10-11 [長年日記]

[] 『アラビアのバフェット“世界第5位の富豪”アルワリード王子の投資手法』(リズ・カーン,パンローリング)

底値で買うということは、「結果」であると感じた。つまり、困っている企業を救済する行動を取れば、結果としてその企業の株価を底値で買えるということ。ただ、その企業がその後成長するかどうかはまた別問題であって、実際アルワリード自身も多くの失敗をしている。企業の選び方に関して、参考になることはほとんどなかった。

しかも、この本のサブタイトル「“世界第5位の富豪”アルワリード王子の投資手法」は、内容を正しく表していない。英文のタイトルは"Alwaleed: Businessman, Billionaire, Prince"であって、あくまでアルワリードの人物紹介本。投資手法なんて、これっぽっちもない。騙された感がものすごく強い。『アラビアのバフェッ』

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