2007-04-22 [長年日記]

_ [] 『プリンシプルのない日本』(白洲次郎,新潮文庫)

白洲次郎直言集だけあって、白洲次郎の主義主張がよくわかる。が、主義主張が一貫しているだけあって、少々くどい。白洲を理解するなら、『風の男 白洲次郎』のほうがよい。

本筋とはまったく関係ないんだけど、気になったのは、百姓でもあった白洲が、農村では、農村の進歩的な人がやってみせて他の人を引きずっていくと言っていること。ニヤリ、である。中国では、こういう形で有機肥料を売っている企業があるのだ。やっぱり有機肥料だな。日本では化学肥料が農協の既得権であったらしく有機肥料は広まらなかったけど、中国では国策として有機肥料の割合を上げようとしているし。『プリンシプルのない日本』

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